浮気(不貞行為)の証拠が何回くらい必要かは、状況にもよりますが、2~3回の証拠があれば十分だと思います。
法律で具体的な回数が規定されているわけではありませんが、複数回の証拠が必要な理由は以下の通りです。
- 言い逃れを許しにくくするため:
複数回の証拠があることで、浮気夫(妻)が不貞行為を否定しにくくなります。
一度だけの証拠だと、言い逃れを許す可能性が高くなります。 - 離婚を認めてもらうため:
裁判所は過去の裁判例を参考にします。1回だけの不貞行為では離婚を認めた裁判例はありません。
離婚するには複数回の証拠が必要で、継続性が認められることが重要です。 - 相当額の慰謝料を請求するため:
1回だけの不貞行為でも慰謝料を請求できますが、裁判所が1回しか認定しない場合、慰謝料が低くなる可能性があります。
複数回の証拠があれば、慰謝料の額も上がり請求が認められやすくなります。
ただし、必ずしも回数が重要というわけではなく、1回よりも2回、2回よりも3回あった方が良いですが、5回も10回もは必要ないですし、証拠の質も重要です。
LINEなどのメッセージで継続性が確認できる場合、探偵が撮った証拠が1回だけでも十分な場合もあります。
全体的な状況を判断しつつ、証拠を収集することが重要です。